頭痛と腰痛は連動している
ずっと長い時間同じ姿勢でデスクワークや、タクシーやドライバーのように運転をしている仕事は腰痛にも大変悩まされています。さらに腰痛の場合、併用して頭痛も起こってしまう方も多いです。
部位としては頭と腰なので離れているのですが、結果連動している場合が多々あります。その原因は何でしょうか。
頭痛と腰痛が同時に発症してしまうのは、自律神経の乱れから起こるもの、緊張性頭痛等があります。
同時に二ヶ所の部位に痛みを感じるのは体力的にも精神的にも大変つらいものです。様々な原因がありますが、主な原因としては以下のようなものです。
・自律神経の乱れ
この自律神経の乱れは様々な要因から起こります。睡眠不足やストレス、日頃の不摂生から本来の体内時計がおかしくなり正常な体調を阻害してしまいます。これにより、頭痛をはじめとした腰痛や体の節々の痛みを感じる事があります。
とくに頭痛と腰痛を併用している場合は体から明らかに危険信号が出ている状態です。このまま目の前の仕事や勉強等に集中しても効率が良くありません。まずは体がSOSを出しているので、まずは体を休める事に注力しましょう。
締切や切羽詰まった状態でどうしても休めない状況(特にこのような時に起こってしまうものなのですが)であっても、体調が不十分では乗り切れません。捗らないなと思いながら何かを続けてもやはり捗りません。
・女性の場合は生理痛によっても
特に女性の場合は生理によるホルモンバランスの乱れは深刻な方は大変深刻で頭痛や腰痛、生理痛と何重にも痛みが襲ってきます。この場合でも予兆が伴っていたりします。
それまでの生活習慣や、疲れの蓄積やストレス等で生理中の時にはさらに状態が悪化してしまっているケースも多いです。
・偏頭痛の場合も要注意
最近では社会人等仕事をしている方だけでなく、学生等年齢が若い方でも「私、偏頭痛持ちなんです」という言葉を頻繁に聞くようになりました。
一昔前は頭痛という言葉はあっても、あまり偏頭痛を持っている等、そんなに聞かなかったのが最近は本当に多くの方がこの偏頭痛で悩まされています。目の前がチカチカしたり、非常に不快な症状なので
偏頭痛が頻繁に起こる方は早めに病院に行かれた方が良いでしょう。
緊張型頭痛は、背中などの筋肉の緊張によって引き起こされる頭痛で、腰痛と頭痛が同時に起きる場合は、「緊張型頭痛」である可能性が高い事が多いと言われています。
脊柱起立筋等が骨盤や背骨の歪などの原因によって固まってしまうと、肩や首の血行が悪くなり、これによって頭への血流状態が悪化、結果、頭痛を誘因してしまう、といった構造です。
あと、ずっとパソコンやデスクワークをしていると、知らず知らずのうちに肩が緊張した状態を長時間強いられている場合があります。パソコンでずっとタイピングをしているとこれはけっして指だけの力ではなく、腕全体、上腕部分や特に肩が力が入っています。
力この時に肩まわりになるのですが、とくに僧帽筋とよばれる首の付け根の後ろ部分が固まってきます。これが肩こりの場合以上に凝り固まって、結果頭痛の中でも鈍痛を引き起こす場合が多いです。