はじめてぎっくり腰をしたときは誰もがショックを受け、びっくりすることでしょう。何故か。ケースとして多いのはちょっとした動作で釣り合わない痛みが走るからです。
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・床に座ってみた時
・ちょっとした軽いものを持ち上げた時
・くしゃみや咳をした時
・屈んだ時
・立ち上がった時
そうです。普段の何気ない動作から急におこるぎっくり腰。
その痛さは時として半端ではなく、痛みを感じた姿勢からまったく動けなくなるぐらいの痛さです。
そしてその痛さを感じると、あまりに突然で現実を受け止めるのに茫然とします。
しかし、起こったものはまずは冷静に対応することが望ましいです。
主な原因は、筋肉の繊維、筋肉の炎症、椎間板の異常(ずれ、やつぶれた場合神経を圧迫し、そのために起こる)等。
このような場合、すぐに原因はわかりません。症状はやはり医者に行くべきなのですがまずは起こった場合の対応です。
腰に圧力、負担、力をかけなくていい体勢になる→横になる
痛みを感じた瞬間の姿勢は、だいたい中腰、傍から見るとへっぴり腰、なんとも痛そうな姿勢になっていることが多いです。その姿勢から無理にまっすぐにしようとすると往々にして痛みを感じます。
無理に伸ばそうと思えば伸びるかもしれません。ですが無理に伸ばしているので鈍痛は続いたままです。
よくあるのが、無理に伸ばしたらとりあえずは伸びたけども、また屈んでしまった場合同じような痛みがあり結局伸ばす度に痛みが走る、それを繰り返してしまい、かえって炎症がひどくなって腰痛を長引かせてしまった、といったケースが良くあります。
・まずは横になります。
・そしてだいたいは左か右か、片方の痛みがひどくなるケースが多いので、痛い方を上にします。
・痛い方を下にして圧迫してはいけません。比較的痛くない方を下にして丸くなるイメージで背中を丸くします。横になって膝を抱え込むように丸くなるイメージです。
・ベッドや布団から離れている位置でなった場合でも、そこまで移動するのが大変かもしれません。
その場合でも家内に人がいれば手伝ってもらい、誰もいなければ壁や机等をつたって徐々に移動することです。痛いからといって急激に歩いたり走ったりしては炎症をさらに悪化させてしまいますので、ゆっくり移動することを心がけましょう。
・しばらくは横になり、腰を休める
炎症が起こって熱を持ってる場合があります。いずれにしてもまずはゆっくり腰に負担をいっさいかけない姿勢で休ませる事です。ベッドから起き上がるときも横向きの姿勢から置きます。順番に上体を起こすようなイメージで起きるといいでしょう。
ポイントは腰に負担のかからない体勢を維持すること。急に動いてもいけません。そして痛みが和らぎ、動けるようになってから病院に行くようにしましょう。
病院は整形外科を受診するようにしましょう。
とくにこのぎっくり腰というのは人によっては慢性化しやすく、癖になったりします。癖になると本当に日頃の何気ない動作から、すぐ起こったりします。しかし、その場合は「最近、ちょっと痛いなぁ」みたいな感じで前兆があったりします。
再発防止するために、腰に負担をかける動作を必要とする場合(重いものを持ち上げたり、屈んだり前傾姿勢になる事がある場合)には注意を払うようにしましょう。
腰が痛いからといってずっとゴロゴロして寝ているのもNG
ぎっくり腰が起こってからはもちろん病院に行く事も大事でまずは痛みが和らぐまで横になってることも大事ですが、だいぶ緩和されたのにそれでもゴロゴロしていると筋力が弱まり結果的に腰痛をまた引き起こす可能性があります。
程度にもよりますが、大半のぎっくり腰の場合、整形外科に行くと数日は腰に負担にならないようにゴロゴロしていても構わない。ですがある程度動けるようになったら、歩くなりしてリハビリをしたほうがいい、という事を言われました。これは色々サイトを調べるとこのような事が書かれておりました。
筋肉はご存じのとおり、まったく使わなければどんどん筋力は落ちてきます。そうすると腰回りをつかさどっている筋肉でさえどんどん落ちていきます。結果、また腰痛を引き起こしかねません。
急に走ったり、何か思い荷物を持ったりして試してはいけませんがある程度歩いたり、できるだけ日常の活動に戻れるようにリハビリかねて行いましょう。