一般的に多い腰痛の症状は腰痛・ぎっくり腰・坐骨神経痛と言われています。
最初はあまり痛みも感じないのですがある日突然大きな痛みを覚えて慌てた方も多いのではないでしょうか。
少々の痛みであれば我慢していたのが、日が経つにつれて痛みが大きくなり、痛みを感じている時間も大きくなったりします。ほったらかしにしていくと結果的に病院に通う事になりかねます。
腰痛・ぎっくり腰・坐骨神経痛等は男性ばかりではなく、むしろ最近では女性も大変多くなってきてます。パソコン業務が多い今、座りっぱなしによる腰痛もそうですが、妊娠中、あるいは出産後に急にぎっくり腰になるケースも少なくありません。
突然おこっったぎっくり腰
ぎっくり腰は何か音がなったりするものではないです。突然の突発的な痛みが走るもので、しばらくすると緩和されたりする場合もあれば、そのまま長引いてしまう場合もあります。
子供を抱いていてぎっくり腰になったケース
出産前から、立ち仕事をしておりました、出産前から産休をいただき出産にそなえ、無事男の子が生まれました。日ごとに大きくなる我が子をほほえましく思う一方で、小さい時は片手で抱えて、空いた手でちょっとした作業をしたり掃除をしたり等もできたのですが大きくなるにつれて難しくなってきました。
部屋のお掃除をしようとしたときです。息子が寝ていたので、どかせようとして抱きかかえました。掃除機で掃除中だったので、ちょっと無理な体勢でしゃがまずにそのまま上半身を前屈するような感じで持ち上げようとした瞬間に、「グキ」といった激しい痛みを感じました。
とりあえず掃除をやめてその場で横になりしばらく痛みがひくのを待とうと思ったのですがどのような向きに寝返り打っても痛みが緩和されません。とりあえず立ち上がろうとしても痛くて、本当に立てない状況になってしまいました。
それでも30分ぐらいゴロゴロして、壁につたいながらゆっくり立つことができました。少し横に曲げたりすると激痛が走るポイントがあるのと、とにかく膝が曲がった状態でまっすぐに立とうとすると、(腰を伸ばそうとすると)痛みがあります。ですのでおじいちゃんみたいな歩き方でゆっくり歩くしかありません。
病院に行きたいのですが、子供を置いていくわけにもいけません。ですがちょうど長男が学校から帰ってきたのでお留守番を頼むことができました。こんなに長男のことを頼もしく感じたのも初めてでした。救急車はおおげさかなと思い、タクシーで病院に向かうことにしました。
内科は歩いてすぐのところにあるのですが、外科はちょっと離れた所にあります。幸いタクシーもすぐ来てくれたので移動もなんとかなりました。病院もすいていたのですぐに主治医に診てもらいました。
結果、ぎっくり腰で、椎間板等には損傷はない、とのことです。ただレントゲン結果は後日に詳しい状況がわかる場合も多いので、と伝えられましたがまずは様子を見てみましょうという事になりました。一定量の湿布をお風呂ははいってはいけないということを伝えられ、激しい運動はダメ、コルセットを巻くように言われました。
コルセットを巻くと姿勢が安定されるので確かにつけたままで寝苦しいですが、極力痛みが和らぐまではゴロゴロしておきなさい、と言われました。
あと、ある程度歩けるぐらいまでになったら逆にゴロゴロせずにウォーキングや、あと日頃あまり歩いてないので筋力が落ちていることも指摘されました。えてして腰痛は激しいスポーツをしている方にも起こりますが、逆に運動不足の方にも起こりえます。
足腰の筋力が弱まっていて、体幹が弱くなっている場合です。体は年齢とともに筋力は衰えていきますので、今日を境に日々ちょっとした運動を取り入れることを心がけようと誓いました。
腰を痛めないために重たい荷物を持つにはコツがあった<h/4>
私の場合、子供でしたが、重い荷物をもってぎっくり腰になるケースが一番多いかと思います。
とにかく無理な体制で物を持ち上げようとすること、「あ、これは重い」と思いながら持ち上げている場合は、腰にかなりの負担がかかっています。地べたに置いているようなものを持ち上げるとき、体をくの字で重いものを持ち上げなければいけないときは特に気をつけるようになりました。
すごく重たいものじゃなくても一度しゃがみ、地に足をつけて膝も利用して持ち上げるようにしました。
重たい荷物は意識的に「全身で」持つように心がける
重い荷物は持ち上げた後、腕で抱えて持ってしまいがちですが、腹筋や背筋も利用して持ちましょう。重たいものは腕でもっていては結果腰に負担がかかります。
完全に持ち上げられる荷物であればお腹の上に乗せるような感じで持つことです。体の密着度が高いほど、荷物の重さが分散されるのでしっかりと荷物に対して体を密着させて持ちましょう。
特に地面に置いてある荷物は体の近くに置き、片ひさをついて足(太ももに意識)で立ち上がるように持ち上げましょう。
あまりに重いものは地面よりも机等に一旦置き、体勢を整えてから持ち上げた方がよいです。重い荷物は持ち上げる時も、地面等に置くときも大変腰に負担がかかります。
持ち上げて移動する距離が短いからといって無理な体勢で抱えてしまい、そのまま無理な姿勢で持ち上げた状態で歩くのは大変危険です。人それぞれ筋力も違うので、「あれ!?重い」と感じた荷物は冷静になり、一旦は机に置き徐々に持ち上げて移動させるようにしましょう。