日常の生活の中で、一番腰に負担がかかるのは座っている時
仕事でも学校でも一番多い座っている状態というのは実は不調を感じてくるのもこの座っている姿勢から来ることが多いのです。意外と、立ちながら前傾姿勢をとるよりも座りながらの前傾姿勢の方が腰に負荷がかかっているといわれています。
それは、座って前傾姿勢の場合、座位の姿勢は腹筋に力が入っていません。たとえばお腹の出た方の座り方をみていると、ドン、とお腹が机にくっついて腰が曲がっているような感じになっていませんか。少し偉そうな雰囲気が出てしまいます。
一方、前傾姿勢の場合は首が前に出ている状態で、背骨が曲がっている状態です。お腹でも支えていないため、全体を腰でささえてます。このときに椎間板にかなり負担がかかった状態になります。
パソコンなどのモニターがデスクトップの場合は目線が若干上にになりますし、首も起きている状態なのですが、ノートパソコンの場合はアーチを描くように腰から曲がって首が前に出た状態を長時間キープしなければなりません。これでは腰どころか肩こりの原因にもなります。
これで目を酷使すれば、目、肩、腰といった連動して痛むところが出来てしまいます。
正しく座る習慣を若い時から意識させておく
座る姿勢というのは学生時代では無意識のうちに身についてしまいます。座り方というのは皆それぞれの座り方をしています。正しい姿勢というのは、骨盤が立ち上がり、背骨がまっすぐに立って、連動して首もまっすぐになっている人です。そうすると膝頭が直角になっていればいいのですが、若干腰の位置、股関節よりも下に膝頭がある場合が多いかもしれません。その場合は直角になるように椅子の高さや床についている足の高さを物をおくなり、何か工夫をして調節しましょう。
つい骨盤が丸くなりがちです。座椅子の形状によって背骨をまっすぐになりにくいかもしれませんが、とにかくだらしない座り方をしないことを意識しましょう。背骨や首をまっすぐに凛とした姿勢を保つと大変かと思いがちですが、実際お腹を前に突き出して背骨が曲がった状態で長時間すわっていると大変疲れます。
腹筋を意識する、腹筋を鍛えて腰痛対策
腰痛になった人にすすめているのが腹筋を鍛えることです。
腰痛でなくとも腹筋はゆるみがちでどうしてもゆるゆるになってしまいます。腰回りはとくに肥大しやすく気を抜くと一番に太って見える箇所ですが、これは座っている姿勢の時からでも意識することで変化します。
座っている時に腹筋を使っているかどうかはすぐにわかります。
先ほどの正しい姿勢で座った時に、どちらでもいいので片足を上げてみてください。急に腹筋に力が入るかと思います。これを20秒キープするのでも結構くるしいものです。
日常、座ることが多い人はどうせなら腹筋も少しづつ鍛えてみましょう。毎日の事なので意識をするしないで、全然変わってきます。
家で腹筋を行う際にも膝を曲げて、足を持ってもらうなり、何かに挟んだり重いものをのせたりして固定して腹筋をすると思いますが、上体を思いっきり起こしての昔ながらの腹筋は腰を痛めるといわれています。腰に痛みを感じないように腰回りを強化するための腹筋が姿勢によってはかえって逆効果になります。
自宅で腹筋する際は、おへそを見るような感覚で首を持ち上げるだけで効果があります。1回1回をお腹に力が入っていることを意識しながら行うことです。無理をせずにまずは自身のペースで行ってください。
立ち姿で人は与える印象が変わる
すっと立っている姿勢は凛々しいものです。これは男女同じように印象度は初対面の人には効果的でもあり、健康面でも大事です。
逆に悪い姿勢というのは座位と同様、猫背の姿勢です。背骨がまがれば首も連動していれば下を向くことになります。ですが、立っていても座っていても前を向こうとするので顎が前に出ます。そうすると肩に負担がかかります。見た目にもかなり貧祖な雰囲気を与え、印象はけしてよくありません。
女性が雑誌やオーディション等で使う宣材写真や、ステージ等で立ち姿を披露する場合にはバレリーナのように上から吊られているイメージをもって頭をまっすぐに保ち首をまっすぐに伸ばすことを心がけましょう。
その際には背中の肩甲骨を付け合せるようなイメージを持って胸を張る事を意識します。これだけでも普段意識していない人がやれば見違えるような立ち姿勢になります